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1.画期的?or先祖返り?
今回はトラックボールとは一切関係無いマウスの話っす。
ある日、新しいトラボでも出ないかな〜などと思いつつニュースなどを見ていたら、妙なマウスを見つけた。
メーカーのページによると”光学マウスの弱点を克服”しつつ”ボールを排除し極限まで薄く”するためにx軸・y軸のローラーがコンタクトするという新機軸らしいのだが、その機構は一見して「PCの歴史」とかのページで見るような、ごく初期のマウスを思わせる雰囲気。
レーザー式マウスが一般化しつつある時代に、これはどうなんだろう?と思いつつ、なんか面白そうなので買ってみる事にした。
それが、今回紹介するOptical Fiber マウス(アルファデータ)。
モバイル用ということで大きさ、特に厚さを極限まで小さくする事に注力したらしい。
そのため、形状的には正直言って使いづらい。特にホイールを回すにはボディの一番後ろの方を摘んで保持する必要があり、指が吊りそうな塩梅。
しかし、少なくとも初期状態ではカーソルは問題無く動くし、方向によってマウスの移動が重くなる事も無い。どっちかというと、マウスが軽すぎるのが問題かも。
それでは、気になる機構部分を見てみると・・・
マウス、というよりただの角丸な平べったい箱という外観。
なんだか、この形何かに似ているな、と暫く考えて気がついた。
これって、iPodのパクリをイメージしているんじゃなかろうか?ということで、iPod Photoと並べてみた。
全体的な形とか、上側が白で下が銀色なところなど、多分意識して真似ているような気がする。
それはともかく、こんな大きさ・薄さのマウスである。そして問題の下側。
ローラーが2軸、顔を覗かせている。
ところで、銘板にアルファデータと何処にも書いてない。型番も違うし・・・
因みにこの型番FMS1-100でググると同型機が多数(こことかこことか)見つかった。
Qwerters Clinicの記事によると今年の2月頃が初出だったらしい。分解はごく簡単に、後側のネジを一本外すだけ。
上蓋を斜め後方に外すと、基板が見える。
ホイールは軸からゴムベルトで最後方のエンコーダに連結している。
・・・ベルト駆動のホイールってのも初めて見たな。基板を上に外すと、エンコーダのユニットと、発光部・受光部の中に謎の白いパーツが挟まっている構造が判る。 x軸・y軸のエンコーダは、普通の羽式ではなく、白黒パターンの円筒状。
ホイール動作もエンコーダ式、こちらは割と普通な羽式になっている。頭が赤いのが発光部で、黒いのが受光部。
不思議な位置関係になっているが、その間で謎の白いパーツが果たしている役割はというと・・・謎のパーツの発光部に向いた方向。
三本づつの光ファイバが埋め込まれている。そして、受光部(あるいはエンコーダの円筒)に向かって光ファイバが二本づつセットされている。
つまり、このパーツがOptical Fiberマウスの基幹という事らしい。
2.正直感心した
なるほど、Optical Fiberって光ファイバーの事だったのか・・・
この機構により、素子の位置関係の自由度が上がる、発光部の数を少なく出来るという事と、発光が弱くても(消費電力が低い)大丈夫というメリットがあるらしい。
ワイヤレスでは無いので、消費電力を下げても大勢に影響無いような気がするけど。
ということで、ハイテクなのかローテクなのか良く判らないけど、恐ろしく工夫に満ちたマウスだとは思う。軽く薄くという目的の為に血のにじむような努力をしているし。
ただし、それがマウスとして使いやすいかどうかはまた別の問題のような・・・